当然引いたカードが…続き
当然引いたカードがクイーンである確率は1/2、両面裏柄のカードである確率も1/2で1/2どうしなんですが、クイーンが表で出てきた場合のみ、ポケットに戻さなくてはならない。
どういうことかというと、両面裏柄のカードが出てくる確率は1/2。 表がクイーンのカードが表のまま出てくる確率は1/4。 表がクイーンのカードが裏のまま出てくる確率も1/4しかない。つまり3/4の確率で両面裏柄のカードを引くか、クイーンのカードを表のまま引く。
というようにこのギャンブル実は期待値全然マイナスで、プラマイ0に見せかけてるんですが実は大損しているというギャンブル。このように一見勝てそうなんですが微妙に勝てないというギリギリをつくのがカジノ側は得意。そういう方法であなたたちからお金を取っているわけです。
これをギャンブラーは「Expected Value、EVといって、期待値のことです。ここで期待値というのが何かと思った方もいらっしゃると思います、、例えばコインを例に挙げます、表が出たら2万円貰えます、裏が出たら2万円取られます、これは期待値プラマイ0です。
次に、表が出た時に1万円しか貰えない、裏が出たら2万円取られる、ということは1万円貰える確率は1/2だから、+1万円×1/2=+5千円、2万円取られる確率も1/2だから、-2万円×1/2=-1万円。+5千円+ -1万円=-5千円で、マイナス5千円のギャンブル、毎回5千円減るっていうのがEVという考え方です。
また例を挙げるんですが、、ルーレットとかですと、36個数字があり、0が1個あります、1/37の確率で全部お金が取られる。(36/37 約97.3% で1万円ずつ賭けたら毎回270円取られる)だから期待値は36/37。
0の数が1つと2つでは全然違くて、36個と0が1個なのか、36個と0が2個なのか、2個0があると単純に期待値が36/38になるわけです。(36/38 約94.7%で1万円ずつ賭けたら毎回530円取られる)と常に我々は期待値がマイナスのギャンブルをさせられています。